「瑠璃の契り 旗師・冬狐堂」 北森鴻

(あらすじ)
騙しあいと駆けひきの骨董業界を生きる“冬狐堂”こと宇佐見陶子。
しかし、彼女は目利きの命ともいえる眼を患う。そんな“冬狐堂”を食い物にしようと、同業者がわけありの品も物を持ち込む。
それは、1年で3回も返品された和人形だった。・・・「倣雛心中」
他、全4編の古美術ミステリー。

店舗を持たない骨董業者(通称:旗師)の“冬狐堂”こと宇佐見陶子が活躍するシリーズの短編集第2弾です。
『旗師・冬狐堂』のシリーズは、これまで長編2作(『狐罠』『狐闇』)短編集1作(『緋友禅』)が出版されており、著者の代表的なシリーズの一つです。
著者・北森鴻の数あるシリーズの中で、もっとも人間の業というものが前面に出ているシリーズのような気がします。

このシリーズの長編だと、宇佐見陶子は骨董の持っている闇と正面から向き合い、骨董にかかわる人間の業と向き合い、傷ついていく様は痛々しくて読んでいてちょっとつらい時もあるのですが、短編ならまだ少しはマシな気がします。

満足度 … ★★★★

瑠璃の契り―旗師・冬狐堂 (文春文庫 き 21-5)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック