「謎亭論処 匠千暁の事件簿」 西澤保彦

(あらすじ)
女子高教師の辺見祐輔は、忘れ物を取りに戻った夜の職員室で、怪しい人影に遭遇した。その直後、採点したばかりの答案用紙と愛車が消失。だが二つとも翌朝には戻された・・・。
誰が?なぜこんなことを?辺見祐輔は、親友のタックこと匠千暁に相談するのだが・・・?(「盗まれる答案用紙の問題」)
他7編の短編を含む、酩酊探偵タックの事件簿。


この「謎亭論処(めいていろんど)」は『匠千暁の事件簿』シリーズの短編集です。
この短編集に収録されている話は、話によってタックたちが学生だったり、社会人だったりしているので、これだけ読むと混乱してしまうかもしれません。
出来れば、他のシリーズ作品を読んでからのほうが分かりやすいと思いますが、短編だけあって、登場人物の背景なんかは気にしなければ気楽に読めます。

個人的には「盗まれた答案用紙の問題」「見知らぬ督促状の問題」「印字された不幸の手紙の問題」なんかが面白かったです。
どの作品も人間の悪意に満ちていますが、タックたちのキャラクターの魅力か、酔っ払いながら事件を解決してしまうスタイルか、あまり嫌な感じで終わらず読み終えました。

惜しむらくは、いつもに比べて飲みが足りない。もっと飲んで、もっと無駄な議論を積み重ねていくことにこのシリーズの面白さがあると思いますので、もし読んでみて面白かった人は、是非シリーズのほかの作品を読んでみてください。

満足度 … ★★★★

謎亭論処―匠千暁の事件簿 (祥伝社文庫 に 5-3)

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