「賢者の贈り物」 石持浅海

(あらすじ)
同期の男女合わせて6人で開いた週末の鍋パーティー。みんなを送り出した翌朝、部屋には、女物の靴が一足。代わりに自分のサンダルがなくなっていた!
週明け出社しても、その間違いを誰も言ってこない。靴を忘れたのは誰なのか?誰も言ってこない理由は?(「ガラスの靴」)。
他、「賢者の贈り物」「金の携帯銀の携帯」「玉手箱」など、全10篇を収録。
古今東西の古典を本格推理の新旗手が軽妙、洒脱に、新たな息吹を吹き込んだ10のWhy?


今年も新作がもう2作目と、すごい勢いで出版されている石持先生です。
今回は古典のモチーフを借りた短編集です。元の話を知っているとさらに楽しめると思います。まあ、元の話は有名どころばかりなので、ほとんど知っているでしょう。

この10篇のなかで、私個人が面白かったのは「ガラスの靴」「賢者の贈り物」です。
「ガラスの靴」は全10編のなかで、一番ミステリーっぽい話ですし、「賢者の贈り物」は元ネタとちょっと違いますけど、こちらもあたたかいいい話だと思います。
逆にちょっと気になったのは、「玉手箱」。最後にもう一声欲しかったなあ。こういうラストも面白いんですけど、このままだと想像できる範囲が広すぎて気になる。

気になるといえば、唯一全話登場する『磯風さん』。毎話違う役で登場する彼女の名前を取って勝手に『磯風さん』シリーズと今決めました。
この作品も是非続編をお願いしたいです。

満足度 … ★★★★

賢者の贈り物

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