「優しい音楽」 瀬尾まいこ

(あらすじ)
駅のホームでいきなり声をかけられ、それがきっかけで恋人になったタケルと千波。だが千波はタケルが自分の家族に会うことを頑なに拒む。その理由を知ったタケルは深く衝撃を受けるが、ある決意を胸に抱く。(表題作「優しい音楽」)
サツキは調子のいい不倫相手・平太の娘を一日だけ預かることになるが・・・。(「タイムラグ」)
ホームレスのおじさんを『拾ってきた』はな子。同棲中の章太郎は困惑するのだが、はな子のペースに巻き込まれ・・・。(「ガラクタ効果」)
現実を受けとめながら、希望を見出して歩んでゆく人々の姿が、心に爽やかな感動を呼ぶ短編集。


読みやすく、爽やかな作品3編なのだが、どうも3編ともその優しさに違和感がわく。
「優しい音楽」は、タケルや千波、千波の親、誰の立場になっても嫌だなあ。最後はちょっと救われるところがあるけど、どっちにしろこれを優しさと言われても・・・。
「タイムラグ」。この話にいたっては誰にも感情移入できなかった。登場人物の全員が嘘を付いている。としか思えない話だった。
「ガラクタ効果」。これもどうなんでしょうか?

私はこの3編どの作品も、どの登場人物も、優しさというのを取り違えてしまっているとしか思えませんでした。
もしそれが狙いだったら恐ろしく深い作品なんでしょうけどね。
瀬尾作品は好きなんですけど、これはあんまりおすすめできません。
★★

優しい音楽 (双葉文庫 せ 8-1)

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